竺仙さんの浴衣を身につけたいと思ったのは30代の半ば頃でしたね。
いつか竺仙さんの浴衣を作ろうとは思っていたのですが、自分にはまだまだ似合わないだろうなんて思ってましたね、あの頃は。
もっと自分が女性として恥ずかしくないヒトになれたら作ろうって密かに思ってました。
子供の頃から数えきれないくらい浴衣は着てきました。
母に縫って貰い、買って貰い、自分で選び、好きな人の好みに合わせ、和装の中では一番身近な浴衣でした。
小さな娘たちに手縫いの浴衣を縫い、自分も吊るしの浴衣を着たりなんかして、毎年の花火を楽しみにしていたのがもうずっと昔のような気もします(笑)。
子育ても一段落して、やっと娘たちの後ろ姿を座って見ていられるようになったかな?
浴衣がさり気なく似合う熟女になったかな(笑)?
そろそろ仕立てて頂こうかな?
なんて思って一昨年に反物を手に入れました。
毎年毎年新作が出るんですけど、新作だから良いというものでもなく、自分にしっくりするお気に入りを見つけるのは結構大変でしたよ。
大きめの菊の柄、地色の紺がちょっと明るめで一目惚れでした。
お仕立ては昨年、日本橋の竺仙さんにお願いしました。
反物を買い求めてから3年目、やっと今年は手を通してみようかな。
準備は万端なんだけど、まだちょっと気恥ずかしい。
花火の季節はもうすぐ、ちょっとワクワクしています。
株式会社 竺仙
open 9:00-17:00
close 土・日・祝日
〒103-0024
東京都中央区日本橋小舟町2-3
tel 03-5202-0991
fax 03-5202-0995
http://www.chikusen.co.jp