長屋とは古くは江戸の時代から有る集合住宅の形態で、複数の家が連なっていて、3軒連なれば3軒長屋、4軒連なっていれば4軒長屋などと言います。
時代劇などで見ることがあるアレです。
「トメさんっ、居るかぁ〜い?」なんて言いながら、まるで自分の家のように戸を開けたりなんかして。
そんな微笑ましい文化が消え去ってしまったようです。
古き良きーなんていうのはもう存在しない
私が子供の頃はまだいたなぁ、近所の恐いオジサンやお節介なオバサン。
悪戯すれば怒られて、夕方暗くなれば「もう帰りなさぁい」なんて声かけられたりして。
今ではそんな光景も見なくなりましたね。
核家族化が広がって、お父さんにお母さんに子供はせいぜい二人、両親は共働きで子供は学習塾通い、家族揃っての晩御飯は週に何回?
お爺ちゃんもお婆ちゃんもいないから、親に叱られても逃げ場なんて存在しない。
ゲームやネットのバーチャルな世界に逃避行。
LINEやメールでしか人と意思の交換をしてきてないから、社会に出て人から直接意見されるとキレるかヘコんで、悪くすれば引きこもり。
混んでる電車に広げたベビーカーを堂々と押し込んで、迷惑がられると大騒ぎする勘違いママちゃん。
影の大黒柱のはずのお母さん、古き良き時代の賢い女は何処へ行ってしまったのか。
大黒柱も良妻賢母ももういないのか、何だか悲しいね。
挨拶禁止のマンション出現
「うちの子には知らない人と話してはいけないと教えているので、マンション内の挨拶を禁止にしてほしい」と一人のマンション住人が発言すると「挨拶をしても返事が返ってこないので不快に思っていた。挨拶はヤメにしましょう」と他の住人が言い、そのマンションでは挨拶が禁止になったという。
通り魔・誘拐・痴漢など、物騒になったこんな世の中で、子供を守ってやるのは難しい。
手を引いて一緒に行動しているうちはいいけれど、小学校に上がり一人で歩くことが増えれば親の心配も同様に増える。
物事の善悪や身の危険にまだまだ疎い我が子を守ってやるのに「知らない人と話してはいけない」と教えるのにも頷ける。
かくいう私も、小学校に上がった娘に「向こうから人が歩いてきたら、道の反対側を歩きなさい」と教えました。
幼稚園くらいまでは手を繋ぎ歩き、朝会った人に「オハヨーゴザイマス」と元気に挨拶する娘を「エラいね」と言って褒めてあげていたのに。
小学校に上がった途端、正反対の事を教えている自分に矛盾を感じながらも、そうすることが正しいと思っていました。
物騒なうえに他人に無関心な世間という中で、子供を守ってやるって本当に難しいですよね。
でもねぇ、何だかスッキリしないなぁ〜このマンションの一件は。
同じマンションの住人は知らない人なの?
学校では挨拶についてどう教えてるの?
実際の話し合いがどうだったのか詳細は不明なので、満場一致で決まったのか、反対意見が飛び交い大炎上した挙句の結果なのか定かではないのですがね。
昭和の女の私は、モヤットボールを歳の数だけ投げておきます。
モヤット〜モヤット~モヤット~モヤット~ォ