大内宿 | 廃校と桜 | 福島県


桜を追いかけてという訳ではないのですが、時間があったので北の方に足をのばしてみた。
毎回おじゃましている益子の陶器市に寄り、宇都宮を抜け、白河に向かい、トコトコとのんびり走ってみました。

福島県に入ると、山にはまだ雪が残っているというのに立派な桜が自慢気に花を咲かせていました。
前からちょっと興味のあった”大内宿”という保護指定(観光地化?)されている古民家集落に行ってみました。
古い茅葺屋根の建物が並びのんびりと穏やかな空気が流れているのを想像してたのですが、見事にガツンと裏切られた感じです。
まるで軽井沢銀座のように商店街化していて、シールを張り替えただけのどこででも買えるお土産が売られ、私的にはちょっとがっかりでした。
人が生きていくのに必要な商売であるのは理解していますが、販売促進の為の幟やプラスチック樹脂のプランターに植えられたチューリップなど、味のある趣を期待していた私には残念な感じです。
2014_04_006
2014_04_006

古民家でお蕎麦と岩魚の塩焼きをいただき、日向のベンチで甘酒を飲み大内宿を後にしました。

2014_04_002

2014_04_001

2014_04_003

2014_04_005

2014_04_004

偶然に見つけた廃校跡地、樹齢何年くらいになるのでしょうか、ビルやコンクリートに邪魔されることなく大地に根を張り伸びやかに枝を広げている桜に出会いました。
ちょうど満開の頃合いだったようで、素晴らしい景色になっていましたよ。
傍には廃校になった木造校舎がひっそりとたたずみ、一枚の写真としては良いシチュエーションですがやっぱり足りないんですよね。
本来ここにあるはずの子供たちの笑顔や笑い声がなく、一人ぼっちになった桜の木はどこか寂しそうでした。

こんな歳になるとどこへ行っても色々と思う事はあるものです。
反省すること、元気をもらうこと、怒っちゃうことなどなど。
でも新しい発見はどんな事でも楽しいのです。
次はどこに行こうかなぁ〜。

コメントを残す