歳を重ねるごとに変わる価値観というもの | 今ミニマムが心地良い


流行の服を着て、ヴィトンのバッグを持って、格好良い車に乗った彼氏がいて…、今は文字にしただけで馬鹿っ恥ずかしいけれど、そんな時もあったなぁなどと思うことがある。
バブル全盛期だった私のOL時代は、そんな事はまぁ当たり前だった。
週末はスキーやゴルフ、たいして上手くもないのに道具は高級フルセット、笑えるね。

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” モノより思い出 ” がいいと思える理由

今はね、正直言って特別欲しいものはない、もっと正直に言うとあるにはあるけど別に無くてもいいかな。
母になり、娘を二人育てて色んなことが変わっていった。
311のような大きな災害を見て何かが変わった。
私が生きた証って何だろう。
私のような小さな人間が世の中に何かを残したいなどとは思っていない。
私が生きた証は二人の娘。
その娘たちに私らしい何かを残してあげられればと思うようになった。
立派な家も、素敵な服も、ブランドの時計もただのモノ。
流されちゃえば、燃えちゃえば、ただのゴミでただの灰。
” モノより思い出 ” …そんな事を思えるようになった。

一万円あったら、大好きな靴を買わないで、娘たちと思い出を作ろう。
遠くのテーマパークに行かなくてもいい、近所のコンビニまで肩を並べて一緒に歩きたい。
空を見ながら雲の話をしたり、金木犀の香りを感じながら冬が近づいた事を一緒に感じたい。
美味しいイタリアンを食べなくてもいい、失敗した店選びを笑いあえたらそれもいい。
“ どこに行くか ” じゃなくて “ 誰と行くか ” が大事なんだという事を娘たちに伝えよう。
3人でウサオを育てながら、家族や命を愛することの素晴らしさを教えよう。

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シンプルでミニマムは身軽でお気軽

そんなこんなで、私はモノを買わなくなりました。
そして少しずつ身の回りのものを処分して、本当に必要なものだけを大切にしていくことにしました。
普段着ている服なんてよくよく考えるとせいぜい4〜5枚、気に入ったものを繰り返し着ているだけなんだと気がついて、どっさり捨てました。
無ければ無いで、選ぶ時間も省けて手間いらず。
でも、結構難しいんですよね捨てるって。
使わなくなったブランドのバッグなどは簡単に手放せるのだけど、今はもう使っていないけど娘たちがお気に入りだったブランケットとかぬいぐるみとか…、私の意に反して「捨てないでっ!」って言われちゃうとね。
あんまりストイックになると逆に辛くなって、心地良いはずがそうじゃなくなっちゃうからほどほどにしているけれど。
カメラとパソコンと白いシャツ、小回りのきく軽自動車と音楽があれば楽しい生活ができるんじゃないかな。

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